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受講者コラム 海外専門家等招へい(招へい先:台湾)
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アジア各国のコーヒー6次産業化の取組事例の習得

一般社団法人沖縄コーヒー協会(業種:その他 地域振興関連事業)

(企業担当者) 代表理事 近藤 正隆さん

研修期間
・令和2年2月15日~令和2年2月19日(実研修3日間)

目的
「沖縄コーヒー」の販路拡大とブランド価値の向上を目的に、すでにコーヒー栽培や販売を手がけているアジア圏のコーヒー生産者から現在感じている課題を伺う。また栽培、加工、販売までのノウハウを学ぶと共にコーヒーを絡めたコーヒーに関するウェルネスツーリズムの構築と観光の可能性を探る。さらに沖縄産のコーヒーが、旅行者を含むアジア圏の方々からどのように評価されるかについても学ぶ。

成果
研修は、当協会および沖縄コーヒーの生産者、コーヒーに関する有識者らが参加し、座学およびフィールドワークを行った。講義は2 日間行われたが、1日は台湾、ベトナム、中国などアジア各国のコーヒー栽培の歴史や現状と課題、コーヒーに関するエビデンス効果について。もう1 日は、豆の販売の課題や加工の方法、流通について、アジア全体のマーケットについてなどを学んだ。フィールドワークでは、招聘した専門家の先生が、研修に参加した4 つのコーヒー園を訪れ、視察のほか栽培指導に当たってもらった。栽培経験が浅かったこともあり、収量が低めであるという指摘があったほか、このフィールドワークでの大きな収穫として「害虫被害」についての発見があった。害虫被害により生豆が黒く変色していたが、これまでまったく害虫の存在に気づいておらず、よって対策も行っていなかった。今回の調査で被害を知り、早期の駆除が必要との認識を持つことができた。台湾でも害虫駆除には大きな苦労を伴い、年数が経ってからようやく駆除方法が明確になった経験があるため、今は病害虫の駆除を重視しているという。また世界のコーヒー生産量の中でベトナムは2位、中国が14 位と台頭してきていることや、主流だったインスタント用のロブスタ種がアラビカ種に取って代わられ、時代が変わってきていることを認識できた。


今後の展望

栽培経験の少ない沖縄県内のコーヒー農家は、今後品種ごとに枝の選定や伐採、育成方法を今回招へいした台湾の華氏より指導を受けるようにするほか、希望があれば台湾の現地農場の視察も行う。また、害虫除去方法や病害虫におかされた葉や実の処理方法についても直接指導を仰ぐこととした。加工や販売については、生産量の少ない沖縄ではまず地元に販売できるよう、加工や包装について次回学ぶことを約束した。


一般社団法人沖縄コーヒー協会
http://okinawacoffee.jp/

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