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受講者コラム 国内外OJT派遣(派遣先:オーストラリア)
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沖縄発フィンガーライムの栽培技術の確立と販路拡大に向けた人材育成

有限会社わかば種苗店

(研修生) 照屋 清司さん

研修期間
平成30年11月28日~平成30年12月29日(32日間)

目的
フィンガーライムの原産国であるオーストラリアの生産農場で栽培技術を研修。沖縄での栽培技術の確立を目指し、収穫から出荷までの保存や出荷方法、さらには食事に合わせた提供の仕方を学んだ。

成果
キャビアのような形状を持つ「幻の柑橘」と言われる貴重なライムの噂は聞いていたが、国内で出回っていたわけではないので、本物を見たのは現地に行ってからだった。農大出身で食物を作る楽しさを知っていたので、以前より「みんなが驚くような一風変わった食べ物を作りたい」という思いがあった。フィンガーライムに出会ってからはその魅力に触れるにつれ「多くの人にこの果実を伝えたい」と言う気持ちが強くなり研修を決意した。
今回は紹介という形で広大な自然に囲まれたオーストラリアの農家へ赴いたが「初オーストラリア・初フィンガーライム」という私にとっては初体験だらけで、そのすべてが感動的だった。早朝5時から午後3時までは農作業に従事し、作物の観察、水やり、剪定をはじめ、ちょうどシーズンだったこともあり収穫も体験することができた。オーストラリアは健康意識が高く、研修先も自然の力を利用して栽培するスタイルを用いたオーガニック農場だったが、想像していた以上に土づくりへのこだわりが深くとても勉強になった。また、肥料やりを怠ると収穫にも影響するため、日々の栄養・肥料管理に一番注意が必要だということもわかった。研修中、収穫したフィンガーライムをレストランに納品し、それを食する機会があったが、その時が一番感動した。


今後の展望

今後は、この研修で得た経験を基にして、沖縄産フィンガーライムの生産に成功し、沖縄の新たなブランド果実として県内・国内・海外へと広めていきたい。爽やかな柑橘味のフィンガーライムは肉料理に添えたり、パンナコッタ等の乳製品と合わせたり、牡蠣やアワビにのせたりして食されるが、やはり魅力はオシャレで斬新な形状だ。「新たなものを作りたい」という熱い思いがあるので、沖縄での栽培は難しい側面もあると思うが、試行錯誤を重ねながらぜひ実現させたい。


有限会社わかば種苗店
http://www.wakabaseed.com/

  • h30_col02_1.jpg (研修生) 照屋 清司さん  
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